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薬監証明の手配
先日、医薬部外品の承認申請を予定している業者さんと打ち合わせをしてきました。
まずは試験データを取るべく準備を進めていますが、輸入品なのでサンプル品や原料の見本を国内に持ち込まなくてはなりません。
そこで必要になるのが「薬監証明」です。
医薬部外品の許可業者といえども、承認前の製品を輸入するにあたっては好きに持ち込みができるわけではありません。販売用がダメなのはもちろん、試験分析用であってもあらかじめ管轄の厚生局に届け出て「薬監証明」を発行してもらわなければ、その製品は税関を通過することができないのです。
うちの事務所でその手続きを頼まれることがありますが、書類自体より難しいと思うのが「タイミング」です。
厚生局との郵送のやり取りが発生するので、依頼者に「何日なら輸入できます。」と確実なことがいいづらく、依頼者も手配の段取りが迷う部分が出てくるのです。
通常はこちらでスケジュールの見通しを説明して、タイミングを合わせてもらうのですが、今回はなるべく急いでサンプル品を送ってもらう必要があります。
いざとなったら関東信越厚生局の窓口に直接持ち込む必要があるかもしれないということで、事前に確認の電話を入れていました。
書類の内容の確認は済んで、「段取りがつきそうだな。」と思っていたんですが、問題は窓口の時間です。
「直接持ち込まれる場合は10時から12時になります。」
これを聞いてちょっと絶望的な気分になりました。
関東信越厚生局は埼玉県さいたま市にあります。依頼者の会社は東京都です。僕は愛知県にいます
「・・・・午前中に埼玉はきつい・・・・」
どうやら相当厳しいスケジュール調整をすることになりそうです。
まあこれも経験になるかなと思う事にします。
(2010年3月21日 川村浩史)